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2016年4月号

[2016.04.06]

こんにちは、院長の藤原です。暖かな風や日差しが少しずつ感じられ、「二度寝」が気持ちのいい季節になってきました。新年度、新しい環境でのスタートをきった方も多いと思います。楽しみですね。

先月、囲碁ファンにはショックなニュースが飛び込んできました。なんと、Google傘下の企業が開発した人工知能コンピュータソフト「AlphaGo(アルファ碁)」が、イ・セドル九段(韓国)との五番碁で出だし3連勝したというのです。イ・セドル九段は「韓国の至宝」と言われる世界最強棋士の一人。チェスや将棋は仕方ないとしても、囲碁でこんなに早く人間が負ける日が来るとは思っていませんでした。驚きです。囲碁のコンピュータソフトは1980年代から本格的な開発が行われてきましたが、2000年代になってもアマチュア級位者の実力を脱することはなく、人間の初段と互先で戦って勝つのはほぼ不可能という評価をされてきました。当時は私の周りにも「最高峰」「最強の囲碁」「銀星囲碁」「AI囲碁」などのソフトがありましたが、弱くはないが歯が立たないほど強くもないなあ、というレベル。しかし、囲碁のコンピュータソフトはこの頃から思考回路を変えることで急激な進歩を見せ、2012年にはプロ相手に4子局(あらかじめ4つの石を置いておくというハンデ戦)で勝てるようになり、アマチュア6段程度の棋力があると認定されるに至りました。コンピュータソフトとの五番碁は、コンピュータ3連勝の後、第4戦イ・セドル九段が一矢報いました。が、最終戦に再び敗れてしまい、アルファ碁の4勝1敗という結果に終わっています。あらら…

国内では、7つのタイトルのうち6つを持っている井山裕太名人が残りのタイトル「十段」の五番勝負に挑戦中で、現在2連勝中。今月14日に第3局があり、もし井山名人が勝てば、囲碁界初の「七冠独占」という前人未到の偉業を成し遂げることになります。井山名人はプロ15年目の26歳。新進気鋭の…と言いたいところですが、羽生善治名人が21年前に将棋界初の「七冠独占」を達成したのは25歳の時でした。
さて、囲碁ファン100人に「プロ棋士の中で最も攻撃的戦闘的な碁を打つ棋士といったら誰?」と質問したらおそらく90人以上がこの人と答える宮沢吾朗九段。実はあの「さかなくん」の父親なんでギョざいます!

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