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2016年2月号

[2016.02.04]

こんにちは、院長の藤原です。年が明けてあっという間に2月、一段と寒さが厳しい季節になりました。2月といえば梅の花が美しい季節、丸い花びらがかわいらしく、漂う香りもすがすがしいですよね。もともとは中国が原産の梅ですが、日本には奈良時代に伝わり、平安時代に桜が伝わるまでは、花見といえば梅だったのは以前に紹介しました。そして、梅は昔から花だけでなく「実」も活用されています。中国では紀元前から調味料として使われていましたが、梅酢にして傷口の消毒や道具の防錆に使ったり、焼いて胃薬や解熱剤として使ったりと、漢方薬としても広く普及しました。その後、梅干しとして加工され、食中毒や伝染病予防の薬としても使われるようになります。日本では、平安時代に村上天皇が申年に漬けられた梅干しを食べて疫病を治したという言い伝えがあり、「申年の梅は縁起がいい」「申年の梅干しは体にいい」とされています。

梅には、胃に障害を及ぼすことが明らかになり注目を浴びている「ヘリコバクターピロリ菌」の運動能力を阻害・抑制する物質が含まれていることがわかっています。また、「血糖値の上昇や肥満」に関係する酵素(α-グルコシダーゼ)の働きを阻害することも明らかになりました。黄色ブドウ球菌や病原性大腸菌O-157といった「食中毒菌の増殖を抑制する」作用もあります。血液中の脂質を減少させ「血液をサラサラにする」作用もあります。動脈硬化を抑えたり、血糖を低下させ糖尿病を予防することも知られています。一方、梅干しには、癌や生活習慣病を引き起こす原因となる活性酸素の過酸化反応を消去する「抗酸化作用」があります。梅干しは酸っぱいので酸性と想像されがちですが、れっきとしたアルカリ性食品。酸性食品に偏った現代人の食生活を改善するためにはアルカリ食品で中和させなければなりませんが、なんと梅干しは酸性の強い牛肉100gをたった5gで中和してくれるそうです。

豊富に含まれるクエン酸が乳酸の生成を抑えるため、梅干しに「疲労回復効果」があるのも有名ですが、このクエン酸、虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を抑える働きもあるんです。だから麦焼酎のお湯割りに梅干しなんだよって?

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