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2014年10月号

[2014.10.01]

こんにちは、院長の藤原です。少しずつですが夜風が冷たくなり、虫の声が秋を思わせる季節となってきました。この季節の行楽として外せないのが「もみじ(紅葉)狩り」。ただ「もみじ狩り」と言っても「イチゴ狩り」や「ブドウ狩り」のように、紅葉した枝葉を「狩り(採り)」に行ってはいけないのでした(笑)。「もみじ(紅葉)狩り」は広い意味では「紅葉を観る(見る)」こと。狭い意味では、紅葉も黄葉も混じった紅葉(こうよう)を眺め、そのカエデの中に掌みたいな葉をした真紅の紅葉(狭い意味のもみじ)を見つけ感激することなんだそうです。

さて今月16日は、「アメリカの学問・教育の父」と呼ばれ辞書の代名詞でもある辞書編修者ノア・ウェブスターの誕生日(1758年)であることから「辞書の日」とされています。昨年、この「辞書の日」を記念し小学館の国語辞典『大辞泉』編集部が「間違った意味で使われる言葉」のランキングを発表しました。テレビや新聞で報じられていましたのでご覧になった方も多いと思いますが、1位を覚えていますか。「間違った意味で使われる言葉 第1位」は、「ハッカー」でした。私は「セキュリティを突破し他人のコンピューターに侵入し悪事を働くやつ」というイメージだったんですが、正式には「コンピューターやインターネットについて深い技術的知識を持っている人」のこと(コンピューターを使って不正行為をする人は「ハッカー」でなく「クラッカー」ですと)。

そしてランキングの下を見ていくと、第5位に「姑息」がありました。この言葉のイメージは、皆さんと医療関係者でかなり違うかもしれません。医療においては「姑息的」という言葉がかなりの頻度で出てきます。簡単に言うと「一時的な」という意味で、「根治を目指す(治療)」と対語と言っていいでしょう。咳や高熱などの風邪の症状に対する総合感冒薬の処方が「姑息的治療」の代表です。「そんな姑息なことするなよ」を「ずるい」とか「卑怯な」という意味で使っていたら間違った使い方。医療者から患者さんに対する説明の中で「姑息的治療」という言葉が出てきた時は、「ずるい・卑怯な方法」という意味ではなく「一時的な対症療法」という意味なんだということを知っておかねばなりません。まあ医療者の方も「いや、姑息的と言いましたが、卑怯な方法という意味ではなくてですねぇ」と毎回説明(弁解?)することになるんですが…

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