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2012年9月号

[2012.09.01]

こんにちは、院長の藤原です。暑さで寝苦しかった夏も過ぎ、お隣の中央公園ではいろいろな“虫の鳴き声”が聞こえてくるようになってきました。子供の頃キリギリスをかごに入れて飼っていませんでしたか。私はキュウリやナスを毎日欠かさず与えていましたが、どうもあの飼育法はまずかったらしいとわかったのは大人になってから。それらの野菜に含まれる最低限の水分により短期間生存していただけだったようです。秋まで生存させるには穀類や小昆虫といったタンパク源を与えなければなりませんでした。ものの本によるとドッグフードがいいとありますが、当時あったかなあ…

英語では“草むらの中で跳ねてる虫”は「グラスホッパー」と呼ばれますが日本ではバッタ、キリギリス、コオロギと大きく3種類に分類されます。ところでみなさんは、バッタ、キリギリス、コオロギをどのように見分けますか?「頭が尖っているのがバッタで、馬面(うまづら)のようなのがキリギリスさ。」「ぶー」「バッタとキリギリスは体が緑色で、茶色がコオロギだろ。」「ぶー」バッタの中でもトノサマバッタやイナゴは頭が尖ってませんし、マツムシやカンタンなど体は緑色ですがじつはコオロギの仲間です。「噛みつくのがバッタで怠けものがキリギリスだ!」「…」

昆虫の世界の分類では、超広い意味では3種すべてバッタで(!)、このバッタがバッタとキリギリスに分かれ(触角が体より短いのがバッタで長いのがキリギリス)、キリギリスがさらにキリギリスとコオロギに分かれる(前から見て縦長なのがキリギリスで横長なのがコオロギ)らしいんですが、バッタの分類が詳しく研究されるようになったのはなんと平成に入ってからだそうです。昔はキリギリスもバッタもごっちゃだったようで。

日本では古くから誰もが虫の声に耳を傾け風情を感じながら生活をしていますが、欧米では“虫の鳴き声は雑音”と捉えられているそうです。欧米では“虫=害虫”と一括りにされることもあり、虫の鳴き声を意識して聞くという習慣はほとんどないとのこと。また、虫の鳴き声を「りんりん」などの音で表記している国も日本以外あまりないそうなので、虫の声に癒されるという感覚を持っているのは、日本人の特権と言えるのかもしれません。

「デンデンレター」9月号より

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