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2012年10月号

[2012.10.01]

こんにちは、院長の藤原です。ようやく秋の訪れを感じる季節となってきました。鈴虫、秋刀魚…秋の到来を実感させるものはいろいろありますが、イチョウもそのひとつ。街路樹の緑色だったイチョウの葉が黄色に色づく姿を見ると、ああ秋だなあと季節の変わり目を感じます。ということで、今月はイチョウの話題を。

イチョウは葉の形がカモ(鴨)の足に似ていることから「鴨脚」と呼ばれ、この「鴨脚」の宋音イーチャオがイチョウという名前の語源だという説が有力だそうです。欧米でイチョウの一般名として使われているginkgoはginkyo(銀杏)からきているそうなのですが、日本では銀杏といったらギンナンすなわちイチョウの実。語源が日本語に由来しているのに、それが今日のわが国では使われていないというのは面白いですよね。

さてイチョウと言えば葉を使ったエキスが最近注目されています。雑誌やテレビでもイチョウ葉エキス成分を含んだ健康食品のCMをたびたび眼にしますが、日本では薬事法の関係で効能効果をはっきりうたうことができません。海外に目を向けてみると、イチョウ葉エキスは今から47年も前の1965年にドイツで医薬品として登録されています。現在このドイツをはじめ世界では何と55カ国で医薬品となっているのです(日本はこれらの国にイチョウの葉を輸出しています)。対して、日本においては食品衛生法により一般食品(健康食品)扱い。米国でも医薬品扱いではなく栄養補助食品(Dietary Supplement)として販売されているのですが、日米間には大きな違いがあり、日本の健康食品には許可されていない健康表示(Health claim)がアメリカでは可能です。例えば、アメリカのドラッグストアで販売されているイチョウ葉エキス製品には「脳機能、集中力、記憶および認知力などを改善する」「脳から末梢までの健康な血養循環をつくる」との表示があります。イチョウ葉エキスを長年医薬品として用いてきたヨーロッパ特にドイツやフランスなどでは、イチョウ葉エキス原料の研究が著しい進展を遂げていて、認知症(アルツハイマー型および脳血管性認知症)治療などでの有効性がすでに明らかにされています。

わが日本にも「銀杏をつぶして飯粒で練って貼ると歯痛に効く」という言い伝えはあるんですが…

「デンデンレター」10月号より

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