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2011年3月号

[2011.03.01]

こんにちは、院長の藤原です。季節は春、暖かく過ごしやすい日も少しずつ多くなってきました。この陽気に誘われ、まもなく「桜」が開花する地域も増えてくるでしょう。「桜」というとみなさんは何を連想されますか? 私はもちろん(!)「お花見」です。 医局員時代、教授命令で上野公園の席取りを毎年やっていたのを思い出してしまいます(笑)。

花見の主役「桜」の開花はわずか2週間ほどなんですが、それでも私たちに強烈な印象を与えてくれます。時に桜は、その花の美しさ、開花の短さが「人の命の儚(はかな)さ」と重ね合わされることも。また、昔から「桜は人を狂わせる」とも言われ、実際、お花見のニュースというと「どんちゃん騒ぎ」が繰り広げられる光景の報道が定番です。一方、桜を愛でながら飲むお酒は「花見酒」とも呼ばれ、普通の酒席とはまた一味違った格別な酒席というイメージがあります。

ところで、「お花見」というものが始まったのはいつ頃からなのかご存じですか?調べてみると「奈良時代」の「貴族の宴」が始まりとのことでした。でも、奈良時代は桜ではなく「梅の花」の方が主役で、その後、平安時代になってから桜の花が主役に変わったそうです。こういった移り変わりは「古書」からも読み取ることができます。例えば、奈良時代の歌集として有名な「万葉集」では、桜を詠んだ歌が40首ほどありますが、梅を詠んだ歌は100首もあります。これに対し、平安時代初期の和歌集「古今和歌集」ではその数が逆転し、桜を詠んだ歌が多くなりました。桜の花が散ってゆく様でさえ、「侘・寂(わび・さび)」の感性で味わってしまう日本人ですから、昔から桜は日本の文化と切っても切れない関係にあったのでしょう。

これから本格的なお花見シーズンがやってきます。日本人が大好きな年に一度のコミュニケーションイベント「お花見」。美しい桜と美味しいお酒に思いっきり酔いましょう!

「デンデンレター」3月号より

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