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2010年12月号

[2010.12.01]

こんにちは、院長の藤原です。冬もいよいよ本番!寒さが厳しい季節となってきました。この時期はなかなか布団から出るのも気後れするもので、いっそ“冬眠してしまいたい…”と思ってたりしてませんか?(笑)

ところで、“冬眠する動物”といえば?一般的に「クマ」を思い浮かべますよね。でも、正確にいうとクマは冬眠しないそうです。実際に冬眠する動物はリスやコウモリなどの“小型哺乳動物”で、この小動物たちは冬眠中、体に蓄えた脂肪で体温を維持するため、冬の気温と同じくらいまで体温を下げて脳や臓器の活動を抑えます。一方、クマの場合、体温を下げるのはせいぜい2~3℃程度といわれているため、本当の意味で冬眠しているわけではないことになります。実際、冬場にエサを求めて山をさまようクマを目撃することもしばしばあるのだとか。ということで、クマの場合は「冬ごもり」とか「巣ごもり」といったほうが適切なのかもしれません。

冬眠と言えば数年前に興味ある事件がありました。山で男性がガケから落ちて骨折のため歩行不能となり、仮死状態で発見されて救助されたのですが、遭難から2日後には意識喪失、発見されるまで23日間食べ物だけでなく水すら飲んでいなかったことが分かりました。発見時には体温が約22℃という極度の低体温症になっていてほとんどの臓器が機能停止状態でしたが、後遺症を残さずに回復したそうです。「いわゆる冬眠に近い状態だったのではないか?」との医師のコメントが印象に残っています。

医学の世界では、現在不治の病に侵されている患者に対し、身体を冬眠に似た状態に保つことで、将来の医学の進歩に期待する方法が模索されています。歯科界でも、抜いた歯を将来の自家移植に使うため冷凍保存してくれるべンチャー企業が現れました。医学の進歩を願い、2011年も皆様にとって良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

「デンデンレター」12月号より

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